団体信用生命保険に加入していたとき
- 2017/12/15
- お役立ち情報
団体信用生命保険ってなに?もしもの場合に備えた住宅ローン専用の生命保険が団体信用生命保険です。
不動産購入時に住宅ローンを組んだ場合は、同時に団体信用生命保険(略称 団信)に加入していることが多いです。
団信とは、住宅ローンを組んだ方が死亡または所定の高度障害状態になられたときに、保険会社から金融機関へローン残高と同額の保険金が支払われることにより、以後のローン債務が全額免除され、ローンが完済となる仕組みです。
ローンが完済されたら、名義変更登記と併せて不動産に登記されている金融機関などの抵当権を抹消する手続をしましょう。
◆金融機関への連絡・金融機関からの書類受取◆
まずは金融機関に連絡しましょう。
団信に加入していることがわかれば、必要書類(死亡診断書や印鑑証明、被保険者の除籍謄本など)を準備し、手続を進めます。
金融機関によって必要書類は変わってきますので、確認しておきましょう。
団信によりローンが完済されると、抵当権を設定していた金融機関から抵当権抹消登記に必要な書類が一式(解除証書、登記済証または登記識別情報、委任状、代表者事項証明書など)渡されるのが一般的な流れです。
◆所有権移転登記◆
団信によりローンが完済されたときは、抵当権抹消登記の前提として、所有者につき名義を変更する登記(所有権移転登記)を行う必要があります。
相続による所有権移転登記と抵当権抹消登記は連件(1件目に相続による所有権移転登記、2件目に抵当権抹消登記)で併せて法務局に申請することもできます。
◆抵当権抹消時◆
抵当権抹消登記は、所有権登記名義人(相続人)と抵当権者(金融機関など)の共同申請で行います。
抵当権抹消登記の添付情報は、原則として、登記原因証明情報(解除証書、弁済証書など)、登記済証または登記識別情報、代理権限証明情報(委任状など)、資格証明情報(代表者事項証明書など)です。
不動産の相続手続をしたいときはどうするの?も併せてご覧ください。