デジタル生前整理について「AERA(アエラ)」に取材協力いたしました。
デジタル生前整理について「AERA(アエラ)」の取材に協力した記事が掲載されました。
2019年6月24日に発売された朝日新聞出版発行の週刊誌「AERA」の巻頭特集「遺言のための『生前整理100タスク表』」にて、デジタル生前整理の重要性について取材協力をさせていただき、マレリークが無料配信を行うデジタルエンディングノートアプリ「編みノート(あみのーと)」をご紹介いたしました。
こちらの記事では、子どもの成長や親の介護など身近な家族の変化と共に、人生の新しいステージに入っていく年代である働き盛りの40代へ向けた「自分の生前整理」について、遺言書の作成方法や相続のこと、デジタル情報の整理方法などが詳しく取り上げられております。
今回の取材では、マレリークの提供サービス「デジタル遺品整理」をご利用いただいたお客様の事例を基に、当社が編みノートの開発に至った経緯や目指すことについてご紹介させていただきました。
デジタルエンディングノートアプリ「編みノート」とは
デジタルエンディングノートアプリ「編みノート」は、マレリーク監修の下、2019年1月から当サイトで無料配布を行っている生前整理・終活に必須のWindows対応アプリケーションソフトウェアです。
デジタルエンディングノート「編みノート」のダウンロードはこちらから
編みノートで出来ること
「編みノート」は、人生の最期に向けて準備しておきたい「自分自身のこと」や、大切な方に「伝えておきたいこと」、そして「自分が死んでしまったあとに知られたくないこと」をお使いのパソコン上で整理・管理することができるデジタル形式のエンディングノートです。
色分けした17項目のタブ(見出し)機能で、個人情報や所有する資産情報などを誰にでもわかるように残すことができ、ユーザーが設定した任意の期間を過ぎてからパソコンが起動された時に「編みノート」が自動起動・公開され、それと同時に指定しておいた秘密のデータは誰にも気づかれることなく自動削除することができます。
デジタル生前整理が重要な理由
生活のあらゆるシーンにおいてデジタル化が進み、日常生活ではスマホやパソコンでWEBサービスやアプリなどを活用することが当たり前となっています。
携帯電話からスマホへと移り変わったことで、連絡手段は電話からメールやLINEといったコミュニケーションツールに変わり、写真は現像するよりもデジタルデータで保存することが一般的で、生活用品の購入もインターネット上で簡単に済ませること主流となっている今、ビジネスシーンにおいてもパソコンやタブレットは必須アイテムとなっていますよね。
スマホやパソコンの利用者は小学生からシニア世代までと幅広く、今では家族1人1台が所有しているとも言われるほどの普及率で、ネット時代とも言われるデジタル社会は私たちの生活を便利にしてくれていますが、その一方でデジタルが引き起こすトラブルが急増しているのも現実です。
その典型的な事例がまさに「デジタル遺品」と言えるでしょう。
これまで「遺品」と聞いて思い浮かべるのは、故人が生活日用品として使っていた物や愛用品、趣味の収集品などカタチのある物品でした。
しかし、デジタル社会と言われる現代は、故人のパソコンやスマホ内に保存されたオフラインデータをはじめ、インターネットサービスのアカウントデータ、クラウドサービスに保管されたオンラインデータなど、膨大なデータと故人のプライベート情報がすべて「デジタル化された遺品」となり遺族の元に残る時代となっています。
「デジタル遺品」のことは亡くなったユーザーしかわからないという場合がほとんどのため、故人しか知らない課金契約の自動更新によって遺族に大きな負債が生じたり、ネット銀行の口座を発見したことによる相続問題の勃発や、アカウント乗っ取り、個人情報の漏えいで思わぬ犯罪に巻き込まれたなど深刻な事例も多く、決して他人事ではないという認識が必要になっているのです。
では、デジタル遺品が引き起こすトラブルを未然に防ぐためにはどうすれば良いのでしょうか?
それは、ユーザー自身が生前に整理しておく=デジタル生前整理をすることです。
デジタル遺品整理からデジタル生前整理の時代へ
デジタル遺品整理が引き起こす問題は非常に多く、中にはご遺族にとって「知らなければよかった」と思うような故人の秘密を見つけてしまうケースもございます。
このような事態を招くことなく、あなたにとって大切な方々を守る最大の方法、それが「デジタル生前整理」です。
マレリークは今後ますます深刻化するデジタル遺品問題を見据え、これまでデジタル遺品整理が担ってきたサービスに代わって「デジタル遺品と向き合うご遺族」の負担を軽減するツールとなることを目指し、デジタルエンディングノート「編みノート」をご用意いたしました。
自分がこの世を去ったあとの葬儀やお墓のこと、家族に知っておいて欲しい資産や相続として残したい物のこと、隠しておきたい秘密のこと、大切な方々に伝えたい思いなどをパソコン上で整理し、「編みノート」で管理するということは、必然的にデジタル生前整理を行うことになります。
自分や家族が「遺族」になる時、そしていつか迎える「死」は誰にも予想することはできませんが、いつか訪れるその時に備えるための時間は私たちに与えられた貴重な機会です。
デジタルエンディングノート「編みノート」で生前整理を日常化し、あなたの今、そしてこれからを自分らしく生きるためにもご活用いただけましたら幸いです。
将来的には「デジタル遺品整理サービス」が必要でなくなることを願っております。