デジタル遺品整理について取材協力した記事が「週刊朝日」に掲載されました
デジタル遺品整理について「週刊朝日」の取材に協力いたしました。
2019年1月22日に発売された朝日新聞出版発行の週刊誌「週刊朝日」に掲載の特集記事「生前にできる死後の手続き 10の備え」内に、マレリークがデジタル遺品整理とデジタル生前整理の重要性について取材協力をさせていただきました。
こちらの記事では、少産多死社会に突入した現代の日本において、遺族を含める多くの方々が向き合うこととなる「死」に対し、生前にできる相続や遺言の手続き、葬儀などの備え、遺品整理の対策などについて詳しく取り上げられております。
今回の取材にて、マレリークの提供サービス「デジタル遺品整理」で実際に起こった事例を基に、これからの時代に最重要視されるデジタル生前整理の必要性や、デジタル遺品が引き起こす可能性のあるトラブルとその回避対策についてご紹介させていただきました。
あなたのご両親や妻、夫、そしてあなた自身が人生の最期を迎えたその時、何をどのようにするのか、そしてそのことを遺された方達へどのようにして伝えるのか。
死が訪れる「その時」に対する備えはしっかりと出来ていますか?
「デジタル遺品」のこと。あなたはどれだけ知っていますか?
少子高齢化や核家族の増加、孤独死などの社会問題が深刻化する近年、時代の要請にともない「遺品整理」や「生前整理」、「終活」、そして「デジタル遺品整理」という言葉が週刊誌や新聞、テレビ等のメディアで取り上げられるようになり、一般の方々に知っていただく機会が増えております。
しかし、デジタル遺品が指すものやデジタル遺品によって引き起こされる問題の認識はまだまだ低く、それらを考慮した上でパソコンやスマートフォン、タブレット端末を活用している方が少ないのが現実で、必要な対策の実施まで追いついていないように感じております。
今や各家庭に最低でも1台のパソコンがあり、スマホなどのモバイル端末は家族一人1台の所有が当たり前となっており、日常生活の中でデジタル機器に保存されたデータの活用やインターネット利用は欠かせないものとなっていますよね。
家族や友人と交わしたメールの文章や送信先のアドレス、旅先で撮った写真、メディアプレーヤーで購入した音楽や映画など、パソコンやスマホの中には膨大な情報とデータが詰まっています。
SDカードやUSBメモリ、クラウドサービスなどを上手に活用している方は、デジタル機器の外にも様々なデータを保管しておられることでしょう。
また、インターネットで買い物を楽しんだり、資産運用を考えたFX投資やネットバンキングの口座を持っている方、ブログやフェイスブックなどSNSを身近な情報交換ツールとして活用しているという方はたくさんいらっしゃいます。
では、もし自分の身に突然の「死」が訪れたとしたら・・・?
あなたが生前に使用していたデジタル機器、そしてインターネット上にも残されたデータや情報、それらすべてが「デジタル遺品」となるのです。
家族との想い出を撮り溜めたデジタルカメラ、プリンターやFAX機能が複合されたイメージスキャナ、テレビ番組の録画などで活用していたDVDレコーダーなど、デジタル機器の内臓メモリに残されたデータもまた、「デジタル遺品」のひとつとして遺ることになります。
デジタル生前整理はデジタル社会を生きる私たちの大きな課題です
これまでカタチのある物品として残されていた生活日用品や愛用品などの「遺品」だけでなく、「デジタル遺品」も遺族が故人に代わって管理し、整理しなければならない時代となっています。
しかし、そのため必要なログインIDやパスワードがわからず、デジタル遺品整理の入り口でつまづいてしまう遺族は少なくありません。
故人が残した「デジタル遺品」の把握や利用状況に適切な対処ができないことで、アカウントを乗っ取られたり個人情報を悪用され、遺族や友人が思わぬトラブルや犯罪に巻き込まれてしまうといったケースも増えています。
デジタル遺品のひとつに仮想通貨がございます。
仮想通貨の取引所ではセキュリティを高めるために「二段階認証」が推奨されており、スマホにダウンロードされた専用アプリで取得した認証コードが必要となる仕組みになっています。
誰もがスマホにもロックを掛けることが当たり前となっている今、利用者本人以外の方からすれば「スマホを開き、ログインしてトークン発行の番号を入れる」という作業はもはや三段階認証と言えるでしょう。
あなたが仮想通貨を持っていることを知らせていなかった場合、遺族は仮想通貨という財産があることに気づくことすらできませんが、もし存在を知っていたとしても取引に必要なIDやパスワードがわからなければ頑丈なセキュリティを前に成す術もありません。
投資やネット銀行以外にも、有料サービスの登録やネットショップで定期購読をしているなど金銭が絡む様々な取引をインターネット上で行っていた場合には、遺族にとって身に覚えのない請求や多大な損害を及ぼす可能性があるということも知っておかなければいけませんね。
「デジタル」を使うことは大変便利で有効的である一方、「デジタル遺品」は第三者が扱うにはとても難しいものでもあります。
こうしたデジタル遺品によるトラブルを未然に防ぐためには、家族に適切なデジタル遺品整理をしてもらえるように、しっかりとデジタル生前整理をしておくことが重要であるということがおわかりいただけたのではないでしょうか。
「デジタル生前整理」はデジタル時代、ネット社会を生きる私たちにとって大きな課題となっているのです。
デジタル生前整理はこれからの時代に必要な死の備えです
デジタル社会は私たちの暮らしを豊かにしてくれますが、その反面、トラブルの引き金となる危険が表裏一体となって潜んでいるのも事実です。
そのことを認識した上で、生きている時にデジタル生前整理をしっかりとしておくことは大切です。
最近では自分の死後、家族に遺品整理のことで悩ませたり負担をかけたくないという思いから、生前に預貯金や不動産、家財や愛用品の整理を行ったり、病気になった時の処置や葬儀・納骨に関する希望、口座や貴重品に関する情報などをエンディングノートにまとめておく生前整理や終活をしている方が増えており、「死の準備」はタブーではなくなっています。
デジタル遺品も同様、必要なパスワード情報やインターネットの利用状況、亡くなったら削除してほしいデータなどの詳細をエンディングノートに記載して家族に残すことは必要な備えでもあります。
とは言え、「削除してほしいデータ」の中にはたとえ家族であっても見られたくないデータが含まれている場合もありますよね。
そのような時に活用していただきたいアプリケーション、それがマレリークのデジタルエンディングノート「編みノート」です。
デジタルエンディングノート「編みノート」でデジタル生前整理をしましょう
マレリークでは、急速に変化し続けるデジタル社会に対応するためのアプリケーションソフト「編みノート」の無料提供を開始いたしました。
デジタルエンディングノート「編みノート」の無料配布を開始いたしました!
「編みノート」は、人生の最期に向けて準備しておきたい「自分のこと」、大切な方に「伝えたいこと」や「知っておいてほしいこと」をお使いのパソコンにデジタル形式で残し、「自分が死んでしまったあとに知られたくないデータ」は誰にも気づかれることなく自動的に抹消することができる便利なデジタルエンディングノートです。
ユーザーが設定した任意の期間を過ぎてからパソコンを起動すると「編みノート」が自動的に起動します。
「編みノート」が開くと、故人が生前に残した「伝えたいこと」を遺族が閲覧できるようになっており、それがトリガーとなってパソコンから「削除したいデータ」が自動削除されるという仕組みになっております。
あなたがこの世を去ったあとの葬儀やお墓のこと、大切な方々に伝えたいメッセージ、財産や相続として残したい物、隠しておきたい秘密のこと。
それらをパソコン内で整理し、デジタルエンディングノート「編みノート」で管理するということは、必然的にデジタル生前整理を行うことになります。
「人の死」が訪れる時、そして自分や家族が「遺族」になる時というのは誰にも予想することはできません。
しかし、いつか迎える「死」に備えるための時間は皆さんに与えられた機会ですよね。
マレリークは多様化するデジタル社会を先見し、デジタル遺品整理やデジタル生前整理を通して、適切な対応と的確な対策で全面サポートさせていただいております。
データの取出しや移行作業、インターネット登録情報の管理など専門知識が必要な場合には、通常の遺品整理とまとめて依頼できるデジタル遺品整理のマレリークにご相談ください。
これからも遺品整理・遺品買取・特殊清掃など充実したサービス提供を心がけ、高齢者の孤独死や空き家問題といったさまざまな社会問題にも柔軟に対応し、皆様の不安を安心へと変えるお手伝いに取り組んで参ります。
あわせて読みたい関連記事
故人が遺したデジタルなものは法律的にどうなるの? デジタル終活・デジタル生前整理の重要性