遺品整理業者の遺品買取サービスを活用した整理術
遺品整理業者の遺品買取サービスを活用した整理術
目次
遺品整理で困る遺品の処分
家族や親族が亡くなったあと、遺された持ち物を片付けてお部屋を綺麗に整える「遺品整理」。
持ち主がいない状況で遺品を片付けるのは想像する以上に大変で、故人との関係性が近しく思い入れのある物が多いほど、遺品整理の作業は進めづらい状況になります。
実際に遺品整理をした多くの方々は「思っていたよりも大変だった」と言いますし、「終わる目途が立たなくて困っている」という話を聞くこともあります。
まだ遺品整理をした経験がないという方でも、周囲の人から聞いた話や新聞・テレビなどから得た情報によって、遺品整理は「時間がかかりそう」「お金がかかりそう」という漠然としたイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
遺品整理が大変と感じる理由にはいくつかありますが、そのひとつに「遺品の処分」という問題があります。
「遺品」とは故人の生前の持ち物すべてを指していますので、愛用品や思い出の品々だけでなく、日用品や家具家電、衣類から寝具まで様々な種類の物が大量にあり、そのほとんどを処分することにならざるを得ません。
もちろん、引き継げる物や手元に置いておきたいと思う物があれば、遺族間で話し合った上で「形見分け品」として仕分けても何ら問題はありませんが、それでも処分しなければいけない遺品の方がはるかに多くなるのは仕方がないことです。
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「遺品の処分」が大変な理由
遺品整理という作業の性質上、必然的に多くなるのが遺品を仕分けた後に出る処分品です。
しかし、単に処分品の物量が多いということだけでなく、そのほとんどが一般的な家庭ごみとして処分できないことが遺品の処分を大変にする要因でもあります。
すべての遺品を遺族や親しい方々で形見分けするのが本来ならば望ましい方法かもしれませんが、人ひとりが持つ物品は想像するより多いもので、遺品をひとつ残らず分け合うというのは現実的ではありません。
大抵の場合、主に大型の家具や家電製品、寝具や大量の衣類、慎重に扱わなければならない食器類などが特に引き継ぎ困難となるため不用品として処分することになりますが、これらのほとんどが家庭ごみとして定期収集に出すことができない物に分類されますので、粗大ごみやリサイクル家電など区分ごとに有料収集の申請手配を行い、指定日に引き取ってもらう必要があります。
もちろん、指定の収集場所までの運搬などは自分たちでしなければならず、精神的にデリケートな遺品の仕分けや家中の清掃などをしながら遺品の処分をするのは肉体的にも金銭的にも負担が大きいため、決して容易い作業と考えることはできません。
遺品は売って処分する方法もある
たとえ不用品でも遺品を処分するのは忍びないという気持ちになりますし、故人と近しい関係であればあるほど思い出や思い入れも強く、ゴミとして廃棄すること自体に躊躇してしまうものです。
とは言え、すべての遺品を残しておくことはできませんので「遺品整理=捨てる」という選択になってしまうのはやむを得ないことかもしれません。
しかし、多種多様な遺品の中には捨ててしまうにはあまりにももったいない「価値がある物」もたくさんあります。
部屋の明け渡しを急いでいたり処分する遺品が多い場合に、遺品の処分を不用品回収業者などに依頼するという方も多いようですが、遺品は処分せずに売ることを検討してみるのもひとつの方法です。
遺族が不用と判断した遺品でも、買い取ってもらうことができれば遺品整理にかかる費用の軽減に繋がりますし、新しい価値を見出して再利用することで故人を弔うこともできるのではないでしょうか。
これからは「捨てる」という遺品整理ではなく、「売る」という方法で遺品整理をする時代です。
遺品を買い取ってもらう方法はいくつかありますが、こちらでは遺族の負担が比較的少なく身近な手段として2つの方法を詳しくご紹介いたします。
遺品を上手に売る2つの方法
遺品整理で出た不用な遺品は、フリマサイトやネットオークションに出品して必要とする方に買い取ってもらう、もしくは遺品買取サービスを行っている遺品整理専門業者に多くの遺品をまとめて高く買い取ってもらうという方法があります。
1、フリマサイトやネットオークションで遺品を売る
遺品整理で見つけた「まだまだ使える物」や「誰かにとっては価値がありそうな物」などは、フリマサイトやネットオークションを活用して買い取ってもらうという方法があります。
インターネットが広く普及し、便利なコミュニケーションツールが日常に深く浸透している現代社会において、パソコンやスマホで気軽に利用できるフリマサイトやネットオークションは最も手軽で簡単に活用できる遺品の売買取引システムです。
遺族には価値がわからない物品でも、ネットオークションに出品すれば思いがけない高い金額で売れる物があるかもしれませんし、捨てるしかないと思っていた中古品でも欲しいと思ってくれる方がいるかもしれません。
遺品をフリマサイトやネットオークションで売る最大のメリットは「高く売ること」ではなく、大切な遺品を「自分の手で再利用してくれる方に届けられること」です。
故人との思い出や生活、家族の歴史が詰まった遺品が必要としている方の手に渡る方が、ゴミとして廃棄処分してしまうよりも気持ちの折り合いがつけやすく、環境にも優しいエコな方法と言えるでしょう。
フリマサイトとは |
インターネットを利用して行われるフリーマーケットのこと。価格や条件などを設定して出品し、その内容に同意する購入希望者が現れるのを待つシステムです。一般的な量産品や使い込んだ中古品でも誠実な説明と相応の金額を設定すれば、自分が希望する価格で売ることができるというメリットがあります。 |
ネットオークションとは |
インターネットを利用して行われる競売システムのこと。出品価格や終了時間を設定して出品し、購入希望者による競り合いで最終的な価格が決まります。未使用品や保管状態の良い品物は特に売れやすい傾向にあり、ブランド品や希少品、コレクターアイテムなどは想定以上に高い値段がつくこともあります。戦略を練ることでより高額な買取に期待できるのがメリットです。 |
ただし、フリマサイトやネットオークションの利用には特有のデメリットもありますので、その点を理解した上で活用することをおすすめいたします。
フリマサイト・ネットオークションのデメリット |
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フリマサイトやネットオークションは、環境が整っていれば時間や場所を選ばず誰でも手軽に利用できるのが魅力ですが、利点がある一方で欠点があるのも事実です。
匿名性の問題やインターネットを介して取引を行う以上、万が一のリスクや思いがけないトラブルが起きる可能性も十分あるため、利用者の評判などを調べて利用するサービスの質を見極め、利便性と安全性を考慮した上で大事な遺品を売却するようにしましょう。
2、遺品整理業者の遺品買取サービスを利用する
遺品整理のニーズと利用者の増加に伴い、専門業者が急増している遺品整理業者の中には、遺品整理士の資格や引き取った遺品の廃棄処分に必要な許認可の取得以外にも、「古物商許可証」を持つ遺品整理専門業者が存在します。
「古物商許可証」とは、一度使用された中古品や使用することなく残された新しい品物など「古物営業法施行規則第2条」に定められた13品目の古物に該当する物品の「買取」と「売却」を行う際に必要となる許認可のことです。
13品目の古物 |
美術品類/衣類/時計/宝飾品類/自動車/自動二輪車・原動機付き自転車/自転車類/写真機類/事務機器類/機械工具類/道具類(家具、じゅう器等)/皮革・ゴム製品/書籍/金券類 |
古物商許可証を取得している遺品整理専門業者に依頼すれば、遺品整理で不用と判断された物品にも価値を見出してまとめて買取を行う遺品買取サービスで遺品整理の費用を相殺し、金銭的な負担のカバーしてもらうことができます。
また、遺品買取で引き取られた品々は、必要とする方へ「寄付」したり販売できる物は「再販」するなどリユースやリサイクルに活用されますので、廃棄処分するような心苦しさや引け目を感じることもありません。
売れるかどうかわからないと不安を感じながら自分でリサイクルショップに持ち込んだり、細かい説明と価格を考えてフリマサイトやネットオークションに出品して取引を行い個別に梱包や発送の手間をかけるよりも、遺品整理業者の遺品買取サービスを利用する方が圧倒的に効率的で時間と労力を消費する必要もないのでおすすめです。
もし、買取やリサイクルに適さない遺品があったとしても不用品として引き取ってもらい、常識的で適切な方法にて遺品の処分も任せることができるので、まずは遺品整理専門業者に相談してみると良いでしょう。
- 関連記事:遺品整理と不用品回収の違い
遺品整理で高く売れる遺品とは?
遺品買取を実施している遺品整理業者で買い取ってもらうことができる物品は意外に多く、その種類も豊富です。
こちらで紹介する買取可能な遺品の種類もごく一部ですので、遺品整理業者の見積もり時などに直接確認することをおすすめいたします。
「家具」は値段が付く場合が多い
タンスや衣装ケース、テーブルやソファー、食器棚やテレビ台など日常生活でも必需品に分類される家具は、持ち主が亡くなると不用になってしまうことが多く、遺族が最も処分に困ってしまう物でもあります。
アンティーク家具やデザイナーズ家具はリユースの需要も多く、和箪笥や民芸箪笥は中古でも人気が高く売りやすいので、粗大ごみとして処分するよりも遺品買取してもらう方が効率も良くてお得です。
「家電」は新しいほど高く売れる
冷蔵庫や洗濯機、テレビやエアコンなどの大型家電やカメラ、スマホ、パソコン、タブレット、ゲーム機などの小型家電は、比較的買い手が見つかりやすいのが特長です。
特に、年式が新しい製品や購入から3~5年の商品はリユースの需要も多く、大手メーカーや高機能・多機能を売りにしている人気モデルであれば高価買取にも期待できるでしょう。
保証書や取り扱い説明書、外箱など購入時の付属品が揃っていれば査定額アップに繋がります。
「食器」の処分は分別ルールや物量の配慮が必要
単に食器といっても、普段使いしていた物から新品のまま保管してあった物まで様々にありますし、ガラス・陶器・プラスチック・金属まで素材や用途も幅広いため、廃棄処分するとなれば分別だけでも難渋する作業でしょう。
一度に大量の食器を出すと不用品回収業者と勘違いされて収集してもらえないケースもあるため、小分けにしたり小出しするなどの注意も必要です。
食器類は、贈答品で頂いたものや特別な時に使うためなどの理由で専用の箱に入れて大事にしまってあるケースが多くあります。
有名ブランドやデザイナーが手掛けた食器やシリーズアイテムなど食器はコレクターも多く、未開封・未使用は高い需要がありますので、まとめて買い取ってもらうと良いでしょう。
「ブランド品」や「貴金属」は驚くような買取価格になる可能性も!
有名ブランドのバッグや時計、ジュエリーなど宝飾品や貴金属などで遺族が引き継がない遺品があれば、少しでも保管状態が良いうちに買い取ってもらうことを強くお勧めいたします。
使い込んだ中古品や年代物のヴィンテージ品でも、見る人が見れば驚くような付加価値が付いていたり思わぬ希少価値を秘めている可能性もありますので、廃棄処分はおろか不用品回収業者などにまとめて引き渡してしまうよりも、しっかり真偽を見極められるブランドや貴金属の専門査定士が在籍する事業者で買取をしてもらいましょう。
「コレクション品」や「趣味の道具」は専門分野で買取査定!
故人の趣味嗜好で集められた骨とう品や美術品、レコードや書籍、勲章や石などのコレクション品や、将棋盤やゴルフセットなど専門道具は、遺品の中でも特に処分が難しいと感じる方が多いのではないでしょうか。
誰でも日常使いできるという物ではないことが多くて引き取るのは難しいものの、故人の熱意や思い入れを知っていると廃棄処分するのは気が引けるでしょう。
しかし、意外にコレクション品や趣味の道具は高く買い取られる品目が多いのも事実で、マニアやコレクターの間では高価な取引が行われているレアな物や、海外で投資の対象になっている古美術品や伝統陶芸品が含まれている可能性もあります。
商品価値の判断できないからと廃棄処分してしまわず、各分野の知識が豊富な査定士が在籍する遺品整理専門業者で遺品買取してもらうことをおすすめします。
その他、コレクションのお酒や古銭、切手、使わずにしまっておいた贈答品のタオルや石鹸、商品券なども遺品買取サービスで引き取ってもらうことができます。
また、ご供養が必要な仏壇や処分に罪悪感を感じる仏具、未使用品も多い衣類や買うと高価な着物なども、査定に出してみると意外に高い買取金額になることもあります。
物量が多くても遺品整理業者の遺品買取サービスを利用すれば、故人が大切にしていた物や思い出の品から大型の家具家電も傷を付けないように、丁寧に梱包・運搬してもらえるので安心です。
遺品整理業者に依頼する場合、事前に自分で不用品を処分するよりも、少しでも多くの遺品を買い取ってもらう方が費用を安く済ませることができるかもしれませんので、予算のことや遺品で買い取れるのもがあるかなど率直に相談してみてください。
良心的な遺品整理業者であれば率先した遺品買取はもちろん、お得なサービスプランの案内や費用を抑えるための条件、対処策などを積極的に提案してくれます。
- 関連記事:遺品整理における仏壇処分と供養
「遺品買取」はマレリークの強み
大阪の遺品整理マレリークは、遺品の仕分けや仏壇処分・ご供養・お焚き上げなど遺品整理の基本作業以外にも、オプションサービスとして特殊清掃やハウスクリーニング、デジタル遺品整理や生前整理など、お客様のニーズに柔軟な対応でお応えできるサービスを展開しております。
中でも、「遺品買取」における確かな目利きと他社に大差をつける圧倒的な高価買取は当社の強みとしており、家具・家電からブランド品や貴金属までありとあらゆるご遺品を「価値のあるもの(有価物)」として各分野ごとに熟練の専門査定士が査定いたします。
リユース・リサイクル可能な買取品が多ければ多いほど遺品整理の料金はお安くなるのがポイント。
リユース可能なご遺品があればその場で無料査定を実施して、買取金額を見積もり料金からお値引きさせていただきます!
遺品整理マレリークはリサイクルショップも運営しています。
総合リサイクルショップ「ネオプライス」も運営する大阪の遺品整理マレリークは、高価買取に自信アリ!
ブランド品や宝飾品、お酒は特に強化買取中!
質の高い遺品整理サービスでありながら、一般的な料金相場よりも実質費用がお安くなるのはマレリークだからできるサービスです。
まだ十分に使える遺品のお引き取りはもちろん、不具合が見受けられるご遺品でも修復や修繕を施してリユース・リサイクルを可能にし、遺品整理を通じて環境を配慮した取り組み「7R(セブンアール)」の実践も意欲的に行っております。
「7R(セブンアール)」とは、環境配慮に関する7つのキーワード「リデュース(Reduce)・リユース(Reuse)・リサイクル(Recycle)・リフューズ(Refuse)・リペア(Repair)・リフォーム(Reform)・リノベーション(Renovation)」からそれぞれの頭文字を指した言葉です。
リデュース(Reduce) |
廃棄するごみの発生、資源の消費をもとから減らすこと |
リユース(Reuse) |
使用済みになったものをごみとして廃棄せず、そのままのカタチで再利用すること |
リサイクル(Recycle) |
再利用できず廃棄されたものでも、再び資源として再生利用すること |
リフューズ(Refuse) |
ごみになる不要なものはもとから拒否する。買わない、もらわないということ |
リペア(Repair) |
今あるものが壊れても、修復や修繕をしながら長く使い続けること |
リフォーム(Reform) |
今あるものを改良し、形を変えて別の用途に活用すること |
リノベーション(Renovation) |
今あるものに手を加えて修復し、新たな付加価値をつけるということ |
資源を有効的に繰り返し使う「循環型社会」を形成して実現するためのキーワード「7R」は、どれも重要な行動であると考えます。
その中でも遺品整理にたずさわる上で「ごみや不用物を出さない=リデュース」を最優先に考え、ごみの発生を抑制して資源の消費をもとから減らすことを心掛け、故人と遺族の思いをカタチに残すひとつの方法として遺品買取にも積極的に取り組んでおります。
- 関連記事:良い遺品整理業者の上手な選び方
遺品買取は大阪のマレリークにお任せください!
遺品整理士が在籍する大阪のマレリークでは、遺品整理のみならず、遺品買取、車両買取、孤独死や空き家整理に必要な特殊清掃やハウスクリーニング、解体・リフォーム工事、生命保険や自動車、不動産など相続に関する煩雑な諸手続きの代行までお引き受けいたしております。
相続や孤独死対策に向けて生前整理をしておきたいという方のご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
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